12月3日「レキオバトル名護 vol.2(プロの部)」で行われるムエタイルールの試合は、すべて生演奏の音楽付きで行われることが決定いたしました。

36-PMタイで行われるムエタイは、国技として厳粛なルールや決まりごとがありますが、ムエタイが源流となる類似競技、キックボクシングと大きく異なるのは、試合前にリングで行う舞踏儀礼「ワイクルー」とワイクルー中と試合中に流れるピームエ(ムエタイ音楽)の存在です。

海外で行われるムエタイは、ワイクルーこそ省略しないことがあるものの、専門家である楽団を招聘してのピームエを実行することはほとんどなく、代用としてCDなど既製品を代用するに留まることが通常のところ、「沖縄とタイの文化交流」を旨とする当イベントでは、特別に専門楽団を招聘することとなりました。

muay-thai-music-pi-muay-wピームエは、独特の音色とメロディーを奏でるだけでなく、試合の流れを見て、時として闘いの激しさを加速させるなどの役目も担います。それは、音楽演奏だけではなく、試合内容を実地で判断しながらパフォーマンスを調整する特殊技術です。試合がダレていれば、攻防を促したり、ラウンド終了近くにはハイテンポになるなどが定番ですが、それを直のライブによる判断で指揮演奏されるので、自ずと試合がエキサイティングな方向に導かれることとなります。

 

タイ以外で行われるラジャダムナンスタジアムやルンピニーの認定タイトルマッチ、ムエタイ世界王座戦でも行われることのない試みにご期待ください!